森の奥で、食パンの不法投棄!?
…を、しているわけではありませんよー。
まるで芳しい食パンかチーズのようにみえるカタマリは、舞茸の赤ちゃん。
舞茸の種菌とオガクズなどを混ぜ合わせた、菌床です。
それを、水はけのよい肥沃な土壌にきれいに並べていきます。
…を、しているわけではありませんよー。
まるで芳しい食パンかチーズのようにみえるカタマリは、舞茸の赤ちゃん。
舞茸の種菌とオガクズなどを混ぜ合わせた、菌床です。
それを、水はけのよい肥沃な土壌にきれいに並べていきます。
松茸がマツの根本に生えるというのは知られた話ですが、舞茸はナラの木がオンリーラブ。
行儀よく整列した菌床の上に、お布団のようにかぶせる葉っぱも、もちろんナラの葉っぱでなければなりません。
すっかり落ち葉に覆われると、いつもと変わらぬ森の風景が広がっていました。
まるで痕跡を残さず、ひっそりと眠りについてしまったので、ちょっと心配なわたし。
「なにかすることは、ありますか?」と聞くと、きのこ名人が神妙な面持ちで言いました。
(きのこを埋めたことは…)「すっかり、忘れてしまった方がいい。」
えええ~??っていう顔をしたら、その方が美味しく育つのだと教えてくれました。
(きのこを埋めたことは…)
「きのこ」に限らず…忘れてしまったほうがイイことって、ありますよね。
首をなが~くして待ち焦がれるのもいいけれど、待たれる方はプレッシャーになるし、すっかり忘れたころに届く果報の方が、ラッキー感がプラスされて、よりうれしく感じるかもしれません。