ルオムログ

企画展

アート展「内と外の自然」

2019年7月22日(月)~8月24日(土) 10:00~17:00(※会期中無休)

アート展「内と外の自然」

色の氾濫

思いもよらぬ色の組みあわせや、キャンバスをはみ出さんばかりの勢いにドキドキする。
本当は一緒になって絵が描きたい。
手も足も顔も服も絵具だらけになって、みんなで色の氾濫を作りたい。
洗濯物の山だとか、周囲の人の目だとか、そんなものを軽く凌駕して、笑いが止まらなくなりそうだ。
そうしてゲラゲラ笑い始めると、体の奥底に小さく隠れてしまった「自分の顔」が、興奮にのって戻ってくる気がする。

混乱する自由

7月22日から、『内と外の自然』と題したアート展がはじまる。
いわゆる「障害者」とカテゴライズされる人たち(具体的には身体的・精神的なハンデを負っていて、美術教育をうけていない人々)の、表現を集めて展示する。
海外では「アウトサイダー・アート」とか「アール・ブリュット(生の芸術)」などと呼ばれたり(呼ばれなかったり)する。出展団体のひとつであるあめんぼプロジェクトでは、自分達の活動を「ノンアート」というそうだ。

なんてことを知識として仕入れたとしても、やっぱりすこし悶々とするのだ。
「障害者」と一括りにする言葉にも、「アート」という定義にも。

わたしたちは一人ひとり違っていて、だから見ている世界(外側)も、表現したい思い(内側)も、一人ひとり違う。それを面白く思ったり、わからなくて戸惑ったり…そんな時間が、実はとても大切なんだろう。

きたもっく展

【作品出展】

今日の言の葉

障害というものはにではなく関係にある

地域作業所カプカプ」の所長を務める、鈴木励滋さんの著書『ザツゼンに生きる』より。
「違いをなくす」のではなく「関係をかえていく」…それはどんな人間関係にもいえる、心の基本姿勢かもしれない。

会期中に、鈴木さんをお招きしてトークセッションも開催。

by ゆうき2019.07.14

関連イベント

タイトルリュウ2・ライブペインティング『トバシ』
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会場ルオムの森
予約予約不要
料金無料
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開催日2019年8月11日(日)13:00~15:00
会場ルオムの森・洋館ギャラリー
予約予約優先(先着50名)ルオムの森:0279-84-1733(10:00~17:00)
料金1,000円(ドリンク付き)
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