ルオムログ

おむすびブックス04

食いしんぼう

1:パンと野いちご
戦下のセルビア、食物の記憶

山崎佳代子(勁草書房)

人の営みに食は欠かせない。例え戦時下であっても。本書で紹介される戦火のレシピと戦争の記憶には、報道からは見え ない食の情景が豊かに描かれる。(梅)

2:もの食う話

編:文藝春秋(文藝春秋)

森鴎外、筒井康隆、向田邦子など名だたる近代作家の食にまつわる作品を収録。不安や恐怖など、楽しいおいしいだけじゃないエピソードの数々に、食べることは生きることだと思い知る。(鮭)

3:ポテト・ブック

マーナ・デイヴィス /訳:伊丹十三(河出書房新社)

1973年にアメリカで出版されたベストセラー。レシピはもちろん、ゲームや美容法など一冊丸ごとじゃがいもづくし! 伊丹十三ならではの痛快な翻訳で、一層楽しい読み物に仕上がっている。(鮭)

4:世界のおばあちゃん料理

ガブリエーレ・ガリンベルティ/訳:小梨直(河出書房新社)

使いやすく工夫された台所で、食材を前に微笑むおばあちゃん。ページをめくればその食材で作ったとっておきの一皿が。端正な写真から、家族への愛情と個々の人生が見えてくる。(梅)

5:英雄たちの食卓

遠藤雅司(宝島社)

健康志向のエリザベス1世が食べていたお米のタルト、チンギス・ハンの定番メシ...歴史上の英雄たちのユニークな食のエピソード集。食を切り口にすれは、゙世界史もぐんと身近に。(梅)

6:ひと皿の小説案内

ダイナ・フリード/監修・訳:阿部公彦(マール社)

ハイジがおじいさんに焼いてもらう黄金色のチーズケーキや赤毛のアンのいちご水など、古典から現代まで50の物語に描かれた印象的な食事シーンが蘇る。物語を読むきっかけとしても◎。(鮭)

7:ジャイアント・ジャム・サンド

ジョン・ヴァーノン・ロード/訳:安西徹雄(アリス館)

チクチク村に 400万匹のハチがやってきた。村人みんなで考えた撃退法とは ...!?スリルありユーモアありの一大スペクタクル。読み終わったらきっと、ジャムサンドが食べたくなるはず。(鮭)

8:おいしいってなんだろ?

伊藤まさこ(幻冬舎)

おいしい探しの旅に出て、誰かと語り合いながら、時にはひとりで考えながら。料理や雑貨など暮らしまわりのスタイリストとして活躍する伊藤まさこさんか、゙おいしいについてとことん考えた一冊。(梅)

by 梅&鮭2018.10

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