ルオムログ

きのこの寝床

舞茸を埋める会長

森の奥で、食パンの不法投棄!?

…を、しているわけではありませんよー。
まるで芳しい食パンかチーズのようにみえるカタマリは、舞茸の赤ちゃん。
舞茸の種菌とオガクズなどを混ぜ合わせた、菌床です。
それを、水はけのよい肥沃な土壌にきれいに並べていきます。

舞茸は、ナラダケ♡

松茸がマツの根本に生えるというのは知られた話ですが、舞茸はナラの木がオンリーラブ。
行儀よく整列した菌床の上に、お布団のようにかぶせる葉っぱも、もちろんナラの葉っぱでなければなりません。
すっかり落ち葉に覆われると、いつもと変わらぬ森の風景が広がっていました。

舞茸を埋めるジュンジュン

あとは、マツダケ…

まるで痕跡を残さず、ひっそりと眠りについてしまったので、ちょっと心配なわたし。
「なにかすることは、ありますか?」と聞くと、きのこ名人が神妙な面持ちで言いました。
(きのこを埋めたことは…)「すっかり、忘れてしまった方がいい。

えええ~??っていう顔をしたら、その方が美味しく育つのだと教えてくれました。

今日の言の葉

(きのこを埋めたことは…)

すっかり、忘れてしまった方がいい。

「きのこ」に限らず…忘れてしまったほうがイイことって、ありますよね。
首をなが~くして待ち焦がれるのもいいけれど、待たれる方はプレッシャーになるし、すっかり忘れたころに届く果報の方が、ラッキー感がプラスされて、よりうれしく感じるかもしれません。

by ほっきー2018.05.28

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